Gemini の使い方

Google スライドで Gemini を仕事に使う6つの方法(判断の順番・デザインだけ引き継ぐ・数字の更新・決裁の1枚・想定質問)

執筆:UTNOA | 情報確認日:2026-10-12

スライドが完成したのに、説明すると伝わらない。Google スライドの Gemini を、見た目のよい1枚を作るためではなく、根拠を保ったまま相手の判断の順番に並べ替えるために使う方法を、指示文つきで説明します。

Google スライドで Gemini を仕事に使う6つの方法(判断の順番・デザインだけ引き継ぐ・数字の更新・決裁の1枚・想定質問)

資料の情報は足りていても、聞く人が「何を分かって、何を決めて、次に何をすればよいか」が見えなければ、発表する人が口で補い続けます。きれいな資料でも、相手の課題と次の選択がつながっていなければ、説明は長くなります。

この記事では、Google スライドの Gemini を、根拠を保ったまま、相手の判断の順番に並べ替えるために使う方法を説明します。複数枚のプレゼンをまとめて作る機能は、言語や提供状況で使えない場合があります。その場合は、アウトラインまで作ってスライドで仕上げます。

最初に入れておく共通の指示

日本語で結論から組み立て、事実・提案・確認できないことを分けてください。元の資料に無い数字・実績・お客様の発言・効果を作らないでください。
作る前に、見る人・説明の時間・資料の目的・最後にしてほしい判断や行動・根拠の資料を確認してください。
1枚1メッセージにし、題はそのページで言いたいことが分かる言葉にしてください。細かい説明はスピーカーノートに分けてください。元のファイルの上書きは、私が明示するまでしないでください。

1. ドキュメントやドライブの材料を、承認される説明の順番にする

企画書をスライドに移すとき、見出しごとに貼るだけでは、文章を分けただけの資料になります。決裁者が知りたいのは、背景のすべてではなく、何を決めるのか、選択肢は何か、判断を遅らせる確認事項は何かです。先にアウトラインを出し、1枚ごとの役割を確かめてから作ります。

【ドキュメントまたはドライブの資料】を根拠に、【決裁者】が【決めたいこと】を判断する【説明の時間】分のプレゼン案を作ってください。
「背景/今の課題/選択肢/比較/おすすめの案と理由/リスク・確認できていないこと/今回決めてほしいこと/決めたあとの次の行動」の順を基本に、【枚数】枚以内のアウトラインを出してください。
各スライドに「言いたいことの題/見せるもの/根拠の資料/話す内容」を付けてください。承認するまでスライドは作らないでください。

2. 過去の資料から、デザインだけを引き継ぐ

以前の提案書をコピーすると、見た目はそろいますが、古いお客様の名前・数字・日付が残る危険があります。参考の資料から色・余白・見出し・図の使い方だけを取り出し、新しい根拠で中身を作ります。

【参考のプレゼン】のデザインを参考にし、【新しいテーマ】のプレゼン案を作ってください。
引き継ぐのは「色・文字の大きさの段階・余白・見出しの位置・図表の雰囲気」だけです。参考のプレゼンの日付・固有名詞・数値・実績・文章は引き継がないでください。
最初にデザインの決まりと、新しい資料で使う根拠のファイルを一覧にしてから、アウトラインを出してください。

3. 最新の数字に合わせて、言いたいことも更新する

月次の資料で数字だけを置き換えると、グラフは新しくても、題や話す内容が先月のまま残ります。スプレッドシートの範囲を指定し、前回との差・変化の大きい所・数字だけでは分からないことを分けて、題・グラフ・注釈・スピーカーノートをまとめて更新の候補にします。

4. 情報の多い資料を、決裁者が見る1枚に絞る

10枚の説明を聞いたあとで「結局、今日は何を決めればいいですか」と聞かれるなら、判断が1枚に集まっていません。プレゼン全体から、今回の決定・選択肢・違い・リスク・確認できていないことだけを集めた1枚を作ります。

このプレゼン全体をもとに、【決裁者】が【今回決めること】を判断するための1枚を提案してください。
「今回決めてほしいこと/選択肢/主な違い/おすすめの案の根拠/リスク/確認できていないこと/決めたあとの次の行動」を1画面で読める量にしてください。
各項目に元のスライドの番号を付け、資料に無い評価や結論は作らないでください。

5. 発表の前に、想定される質問を根拠に戻して準備する

作った本人には前提が見えてしまい、聞く人が迷う所に気づきにくくなります。聞く人の立場を指定し、分かりにくい前提・想定される質問・反対されそうな点・根拠が弱い所を出してもらいます。質問ごとに、参照するスライドとドライブの資料を示してもらえば、答えの準備を根拠に戻して行えます。

6. 説明のあとの合意を、案内と次の行動に渡す

説明会が終わっても、資料を送るだけでは行動がそろいません。確定したスライドから、対象者ごとの行動・担当・期限・問い合わせ先を抜き出し、メールや Chat の案内文と、ToDo に入れる候補に分けます。

使うときに気をつけること

  • 共有の前に、数字・出典・固有名詞・共有の権限・生成した画像の権利と表現を人が確かめます。
  • 画像を入れるときは、そのページで何を分かりやすくしたいかを一文で決めてから作ります。人物・会社のロゴ・実在のサービスの画面は、素材を渡していない限り作らせないでください。
  • まずは作成中のプレゼンを1つ選び、「この資料で今回決めてほしいこと」を1行で出してもらってください。

文書から説明資料までつなぐ方法は、Google ドキュメントで Gemini を仕事に使う6つの方法(根拠からの提案書・会社の型・承認前の確認・調査の整理・説明資料と案内)で説明しています。

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