Google Workspace の導入と管理

Google Workspace の2026年9月のアップデートまとめ(管理者が確かめる3つ・社員の仕事に効く2つ・分野ごとの一覧)

執筆:UTNOA | 情報確認日:2026-10-12

2026年9月に Google が発表した Google Workspace のアップデートから、管理者が設定を確かめる3つ(Meet の自動メモの人数の条件・期限付きの管理者の権限・ドライブの共有のルール)と、社員の仕事に効く2つ(Chat の下書きの保存・スプレッドシートの手動の再計算)を中心に、分野ごとにまとめます。

Google Workspace の2026年9月のアップデートまとめ(管理者が確かめる3つ・社員の仕事に効く2つ・分野ごとの一覧)

2026年9月に Google が発表した Google Workspace のアップデートを、管理者と社員に分けてまとめます。発表の日と、自分の画面に出る日は別です。どの機能も、契約のプラン・管理者の設定・段階的な展開・言語によって、表示される時期が変わります。部署に知らせるときは、この4点を確かめてから案内します。

管理者が先に確かめる3つ

1. Meet の自動メモを「3人以上の会議だけ」にできる

これまで管理者が選べたのは、会議の自動メモ(Take notes for me)を全体でオンにするかオフにするかでした。3人以上の会議だけで自動メモを始める選択肢が加わり、2人の打ち合わせは記録せず、複数人の定例会議だけ残す、といった運用ができます。初期値は Business Standard と Plus でオン、Enterprise Standard と Plus などでオフです。9月29日から段階的に適用されるので、今の設定・対象者・会議のメモの共有の相手を確かめておくと、意図しない記録を避けやすくなります。(公式の発表)

2. 管理者の権限に期限を付けて、自動で外せる

ユーザー・グループ・サービス アカウントに管理者の役割を付けるとき、30日などの期間か終了の日時を指定できるようになりました。期限が来ると、その役割で渡した権限は自動で外れます。休暇中の代行や外部の監査に一時的な権限を渡すとき、「返してもらう」作業を台帳だけに頼らずに済みます。全プランが対象です。(公式の発表)

3. ドライブの共有を「資料の機密度 × 相手」で止められる

これまで別々だった、共有の相手を制限するルールと、資料の中身で守るデータ損失防止(DLP)のルールを、1つのルールで組み合わせられます。たとえば「機密のラベルが付いた人事の資料は社外に共有できない」と指定できます。対象は Enterprise Standard と Plus などのエディションで、9月14日から段階的に展開されています。(公式の発表)

社員の仕事に効く2つ

4. Chat の書きかけを、別の端末で続けられる

送らずに閉じたメッセージが自動で保存され、パソコン・タブレット・スマホの間で同期されます。会話ごとに残り、下書きの一覧からも探せます。保存は最大30日です。パソコンで書き始めた引き継ぎの連絡を、外出先のスマホで仕上げられます。追加の設定は要りません。(公式の発表)

5. スプレッドシートの再計算を、編集のあとにまとめて実行できる

数式が多い表で、自動の再計算を止められるようになりました。大量の行を貼ったり、予算の前提を何か所も変えたりしたあと、選んだ時点でまとめて計算できます。再計算の前の数値は古い可能性があるので、共有や報告の前に必ず再計算する運用とセットにします。初期値はオフで、ファイルの設定から有効にします。(公式の発表)

そのほかの主なアップデート(管理者向け)

  • Gemini Notebook の外部への共有を、組織部門やグループごとに分けて設定できる。初期値は外部共有オフ。(公式)
  • Gemini Notebook の閲覧や共有を、管理コンソールの監査ログで追える。(公式)
  • Gemini と外部のサービス(Asana・HubSpot・Salesforce など)の接続が増えた。接続は初期設定でオンなので、どのサービスをどの部署に許すかを先に確かめる。(公式)
  • Workspace Studio に、ドライブのファイルの移動と複製、Chat と Gmail への返信のステップが加わった。社外への共有を伴う動作には承認を求められる。(Automate Drive, Gmail, and Google Chat actions with new steps in Workspace Studio(Google Workspace Updates))
  • 初期設定のときに、Microsoft のメール・OneDrive・予定などを取り込める。(公式)
  • Meet の会議室の端末は、今後 Android 中心に移る。今すぐ既存の端末が使えなくなる話ではなく、ChromeOS の端末のサポートは機種に応じて続く。(公式)

そのほかの主なアップデート(社員向け)

  • Meet の自動メモに、決定事項・次の行動・主な論点を短くまとめた「Quick notes」のタブが加わった。(公式)
  • カレンダーのウェブ版で、タイムゾーンを3つ並べて表示できる。(公式)
  • スプレッドシートの1ファイルのセルの上限が1,000万から2,000万に増えた。ピボット表の項目を任意の順に並べられる。(セルの上限・ピボット表)
  • ドキュメントの Gemini で、Gemini Notebook の資料を「@」で根拠に指定できる。(公式)
  • Windows で Gemini のデスクトップ アプリが使える。(公式)
  • Gmail の検索の AI の要約や、アプリをまたいで Gemini に頼む機能、Gemini への共通の指示の対象アプリの拡大は、発表の時点では英語のみなどの条件がある。日本語の環境の社内の手順として案内するのは、使えることを確かめてからにする。(Gmail の検索・共通の指示)

どこから試すか

管理者は、期限付きの権限と、9月29日からの Meet の自動メモの設定を先に確かめ、共有のルールや外部の連携は、対象の部署と契約のプランを見てから進めます。社員は、すでに使える Chat の下書きと Meet の要点から試し、重い表を扱う担当だけ手動の再計算を検討します。

Workspace Studio の新しいステップの使い方は、Google Workspace Studio でできること・始め方(開始条件とステップ・会議のメモ・共有ドライブへの移動・上限)で説明しています。

整えた設定を、
毎日の画面で使う。

社員は、いまの画面の横で予定・メモ・ToDo・共有の確認を。管理者は、5種類のログで「誰が、いつ、何をしたか」を確かめられます。Workspace Assist は30日間、無料で試せます。

設定の進め方から相談したい方は、無料の活用診断へ。

拡大した操作画面
左右にスクロール

操作画面