音声入力

音声入力で、社名や製品名を正しい表記で入れる方法(Mac)

執筆:UTNOA | 情報確認日:2026-10-11

音声入力で「Google Workspace」が「グーグルワークスペース」になる、取引先の社名が毎回違う字になる。固有名詞が崩れる理由と、正しい表記と聞き間違えやすい書き方を辞書に登録して直す方法を説明します。

音声入力で、社名や製品名を正しい表記で入れる方法(Mac)

音声入力でメールを書くと、「Claude」が「クロード」に、「ChatGPT」が「チャットGPT」に、取引先の「山田商事」が「ヤマダ商事」になる。文章の大半は正しいのに、社名や製品名だけが毎回崩れる。仕事のメールでは、固有名詞の間違いがいちばん目立ち、いちばん直す手間がかかります。

この記事では、音声入力で固有名詞が崩れる理由と、正しい表記で入れる方法を説明します。

固有名詞が崩れる理由

  • 英語の製品名を、日本語の音として聞き取り、カタカナで出してしまう。
  • 同じ読みの漢字がいくつもある社名や人名を、よく使われる字で出してしまう。
  • 社内だけで使う略語や製品名は、そもそも知らない。

音声を文字にする仕組みは、たくさんの文章から「よくある書き方」を学んでいます。その会社だけの言葉ほど、崩れやすくなります。

Mac の標準でできること

Mac の「システム設定」→「キーボード」の「ユーザ辞書」に、よく使う言葉を登録できます。キーボードの入力の変換には効きますが、音声入力の結果がこの辞書で直るとは限りません。

話し方で工夫するなら、英語の製品名はゆっくり区切って話す、社名は前後に「株式会社」などを付けて文脈を足す、といった方法があります。それでも、毎回正しく出るとは限りません。

LocalVoice なら、辞書で正しい表記に直す

LocalVoice は、UTNOA が作って無料で公開している、Mac 用の音声入力アプリです。文字起こしのあとに、辞書で正しい表記に直してから、入力欄に入れます。

辞書の例(正しい表記: 聞き間違えやすい書き方):

  • Claude: クロード
  • ChatGPT: チャットGPT、チャット ジーピーティー
  • Google Workspace: グーグルワークスペース
  • 山田商事: やまだしょうじ、ヤマダ商事
  • 正しい表記と、聞き間違えやすい書き方を登録すると、文字起こしのあとで正しい表記に直します。
  • Claude・ChatGPT・Google Workspace などの製品名は、はじめから辞書に入っています。
  • 社名や取引先など、公開したくない言葉は、Mac の中の自分だけのファイル(~/.localvoice/dictionary.json)に書けます。

実際に測った結果

macOS の読み上げ音声4種 × 製品名を含む7文 = 28本で測りました。

  • 辞書なし: 文字の誤りの割合 27.0%、製品名の正解 0 / 36
  • 辞書あり(標準): 文字の誤りの割合 0.7%、製品名の正解 35 / 36

自分がよく使う言葉を辞書に足すと、その言葉を含む文の誤りの割合は 32.2% から 5.1% に下がりました(8本での計測)。これは読み上げ音声での計測です。人の声、とくにくだけた話し言葉では、誤りが増えます。

使える Mac

Apple Silicon(M1 以降)の Mac・macOS 14 以降で動きます。文字起こしも整形も Mac の中で処理し、音声も文字も Mac の外に出しません。MIT ライセンスで、GitHub に現状のまま公開しています。

話すだけで、
整った文章が入る。

LocalVoice は、話した言葉を Mac の中だけで文字にして整え、いまの入力欄に入れる無料のアプリです。音声も文字も、Mac の外に出しません。

作った理由と実測の精度は、LocalVoice を作りましたに書いています。

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