打ち合わせの日程をメールで返すのに、音声入力を使ってみた。画面に出てきたのは「えーっと、来週の打ち合わせなんですけど、火曜日、いや水曜日の14時からでどうでしょうか。あの、資料は前日までに送ります」。話した言葉が正確に文字になるほど、つなぎ言葉や言い直しまで残り、結局キーボードで直すことになります。
この記事では、音声入力で整った文章を入れるための話し方の工夫と、つなぎ言葉を自動で消す方法を説明します。
Mac の標準の音声入力
Mac には、標準で音声入力の機能があります。
- アップルメニューから「システム設定」を開き、サイドバーの「キーボード」で「音声入力」をオンにします。
- 入力したい場所をクリックし、キーボードのマイクキー(ファンクションキーの列にある場合)か、設定した音声入力のショートカットを押して話します。
- 話し終えたら、もう一度同じキーを押します。
標準の音声入力は、話した言葉をそのまま文字にします。対応する言語では、句読点も自動で入ります(「自動句読点」の設定でオフにできます)。
つなぎ言葉が残りにくい話し方
- 話す前に、言いたいことを1文だけ頭の中で決めます。
- 1回に話すのは2〜3文までにします。長く話すほど、つなぎ言葉が増えます。
- 言い直したいときは、いったん止めて、その文を消してから話し直します。
それでも、考えながら話すと「えー」や言い直しは出ます。そこを自動で整えてくれると、音声入力を仕事の文章に使いやすくなります。
LocalVoice なら、つなぎ言葉を消し、言い直しは後だけ残す
LocalVoice は、UTNOA が作って無料で公開している、Mac 用の音声入力アプリです。Option + Space を押して話し、もう一度押すと、整えた日本語が、いま使っているアプリの入力欄に入ります。
話した言葉(文字起こし): えーっと、来週の打ち合わせなんですけど、火曜日、いや水曜日の14時からでどうでしょうか。あの、資料は前日までに送ります。
入力される文章: 来週の打ち合わせなんですけど、水曜日の14時からでどうでしょうか。資料は前日までに送ります。
- 「えーっと」「あのー」を消し、「火曜日、いや水曜日」のような言い直しは、後の言い方だけを残します。句読点も整えます。
- それ以外の言葉は言い換えません。整形に使う小さな AI が、頼んでいない言い換えをしたり、内容を足したりした場合は、その結果を捨てて、辞書とルールで整えた文章を入れます。
- 数字・日付・URL・メールアドレスが変わっていないかも確かめます。
- 文字起こしも整形も、すべて Mac の中で処理します。
例の結果は、話し方や録音の状態によって変わります。
使える Mac
Apple Silicon(M1 以降)の Mac・macOS 14 以降で動きます。GitHub から取得して、Claude Code や Codex に「このリポジトリをセットアップして」と頼むか、setup.sh を実行すると、部品の導入からモデルの取得、ビルド、テストまで進みます。最後に、マイクとアクセシビリティの許可だけを自分で行います。MIT ライセンスで、現状のまま公開しています。
