Google Workspace の導入と管理

Google カレンダーで会議室・備品を予約できるようにする方法(ビルディングとリソースの作り方・予約できる人の設定)

執筆:UTNOA | 情報確認日:2026-10-18

会議室や社用車、プロジェクターを Google カレンダーで予約できるようにする「カレンダー リソース」の作り方を説明します。管理コンソールでビルディング・設備や機能・リソースを作る順番、名前の付け方、予約できる人と予定の見え方の共有設定、予約が辞退されるときの確かめ方をまとめます。

Google カレンダーで会議室・備品を予約できるようにする方法(ビルディングとリソースの作り方・予約できる人の設定)

会議室や社用車、プロジェクターの予約を、ホワイトボードや共有の表で管理していると、表への書き忘れからダブルブッキングが起きます。Google Workspace では、会議室や備品を「カレンダー リソース」として登録すると、社員は予定にゲストを招くのと同じ操作で予約できます(カレンダー リソースとは)。この記事では、リソースの作り方と、作るときに決めておく設定を説明します。

会議室の空きを探して予約し、表に書き込む作業は、社員30人の会社で、1か月に約6時間50分かかる計算です。カレンダー リソースにすると、そのうち約5時間50分を減らせます(前提と計算は「どれだけ時間が減るか(試算)」にまとめています)。

作る順番

カレンダー リソースを作る順番
  1. ビルディングを作る本社・支店など、建物ごとに作る。リソースの作成にはビルディングの指定が必要
  2. 設備や機能を作るモニター・Web 会議のカメラ・ホワイトボードなど、会議室にある設備を登録する
  3. リソースを作る名前・ビルディング・カテゴリ・階・収容人数・説明を入れる。多いときは CSV でまとめて作る
  4. 共有を設定する予約できる人と、予定の詳細をどこまで見せるかを決める
  5. 社員に案内する切り替えの日を決め、その日からはカレンダーだけで予約する

管理コンソールの「ディレクトリ」→「ビルディングとリソース」→「概要」から作ります。作業には、ビルディングとリソースを管理する権限を持つ管理者の役割が必要です。リソースは通常、追加してから数分で使えるようになりますが、すべてのユーザーのカレンダーに表示されるまで最長で24時間ほどかかることがあります(ビルディング、設備や機能、カレンダー リソースを作成する)。

リソースのカテゴリと名前の付け方

リソースのカテゴリは「会議室」と「その他」の2つです。会議に使う部屋は会議室、社用車や貸し出し用のノートパソコンのように会議に使わないものは、その他にします。

名前と説明の付け方(例)
リソースカテゴリ名前の例ユーザーに見せる説明の例
会議室会議室本社 3F 会議室A(6人)使い終わったらモニターの電源を切る
応接室会議室本社 5F 応接室来客のときだけ予約する
社用車その他社用車 品川 300 あ 12-34鍵は総務の棚。返したら走行距離を記録する
プロジェクターその他貸し出し プロジェクター1使ったら総務の棚に戻す

場所・階・名前・人数が名前だけで分かるようにそろえると、候補の一覧から探しやすくなります。

予約できる人と予定の見え方を決める

リソースのカレンダーは、Google カレンダーの「マイカレンダー」から、リソースの「設定と共有」を開いて共有の設定を変えます。権限は「予定の有無のみを表示」「すべての予定の詳細を表示」「予定の変更」「変更および共有の管理権限」から選びます(会議室とリソースが登録されたカレンダーを共有する)。

予定の見え方の選び方
予定の有無のみを表示
  • 埋まっていることだけが分かる
  • 役員の会議・採用の面接で使う部屋に向く
すべての予定の詳細を表示
  • 誰が何の会議で使うかが分かる
  • 譲り合いの相談をしたい部屋に向く

役員用の応接室や社用車のように、予約できる人を絞りたいリソースは、会社全体ではなく、特定のユーザーや Google グループに予約の権限を付けます。

注意

会議室を予定に追加すると自動で辞退される場合は、リソースの共有設定を確かめてください。予約するには、リソースが「予定の有無のみを表示」または「すべての予定の詳細を表示」で共有されている必要があります(Google カレンダーのリソースに対する招待が拒否される)。

社員が予約するときの操作

社員は、Google カレンダーで予定を作るときに、詳しい設定の画面の「会議室」から、その時間に空いている会議室を選びます。ビルディング・収容人数・設備で絞り込めるため、「6人が入り、モニターのある部屋」のような探し方ができます。選んだ会議室は、ゲストと同じように予定に入り、その時間はほかの人の候補から外れます。

社用車や備品のように「その他」のカテゴリにしたリソースも、同じように予定に追加して予約します。予約がそのまま利用の記録になるため、紙の貸し出し台帳が要らなくなります。

空予約を減らす運用

  • 会議が中止になったら、予定を消すか、予定から会議室だけを外す。
  • 繰り返しの予定で会議室を押さえるときは、終了日を決める。
  • 切り替えの前に入っている先の予約は、総務がまとめてカレンダーに入れ直す。

どれだけ時間が減るか(試算)

試算の前提: 社員30人の会社で、1人が月に4回会議室を予約する場合。表を開いて空きを探し、予定を作って表にも書き込むのを1回3分、カレンダーで予定を作るときに会議室を選ぶのを30秒としています。ダブルブッキングで部屋を探し直すことが月5回、1回10分としています。

会議室の予約(社員30人・1か月)
作業(回数)いまカレンダー リソース1か月で減る時間
空きを探して予約し、表に書き込む(30人 × 月4回)3分30秒約5時間
ダブルブッキングで部屋を探し直す(月5回)10分0分約50分

合計で、1か月に約5時間50分、1年で約70時間の作業が減ります。時給1,500円で換算すると、年に約10.5万円分の時間です。

会議の最初の数分が部屋探しで消えなくなり、社用車や備品は、予約がそのまま「誰が、いつ使ったか」の記録になります。

Workspace Assist

社員は、いまの画面の横で予定・メモ・ToDo・共有の確認を。管理者は、5種類のログで「誰が、いつ、何をしたか」を確かめられます。Workspace Assist は30日間、無料で試せます。

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