音声入力のアプリを開いて話し、出てきた文章をコピーする。Slack に戻って貼り付ける。次はメールに戻って、また同じことを繰り返す。音声入力で文字にするのは速くても、入れたい場所まで運ぶ手間が残ると、キーボードで打つのと大きく変わらなくなります。
この記事では、音声入力した文章を、どのアプリの入力欄にもそのまま入れる方法を説明します。
音声入力の道具の、主な3つの形
専用のアプリやページで話す
音声入力のアプリやページを開いて話し、出てきた文章をコピーして使う形です。整える機能が充実していることが多い一方で、貼り付け直す手間がかかります。
OS の音声入力を使う
Mac の標準の音声入力は、いま入力している場所に直接文字を入れます。運ぶ手間はありませんが、話した言葉がそのまま入るので、つなぎ言葉や言い直しは残ります。
いまの入力欄に、整えた文章を入れる
話した言葉を整えてから、いま入力している場所に入れる形です。運ぶ手間も、直す手間も減らせます。
LocalVoice なら、いまの入力欄にそのまま入る
LocalVoice は、UTNOA が作って無料で公開している、Mac 用の音声入力アプリです。
- 入力したい場所をクリックします。
- Option + Space を押して話します。
- 話し終えたら、もう一度 Option + Space を押します。
- 数秒で、整えた文章がいまの入力欄に入ります。
- ⌘V で貼り付けられる入力欄なら、ブラウザ・チャット・メール・エディタ・ターミナルなど、アプリを問わず入ります。
- 入力できなかったときも、文章はクリップボードに残ります。もう一度貼り付ければ使えます。
- パスワード欄には入力しません。
- つなぎ言葉を消し、言い直しは後の言い方だけを残して入れます。社名や製品名は辞書で正しい表記に直します。
入力欄に文字を入れるために、macOS の「アクセシビリティ」の許可が要ります。最初のセットアップのときに、マイクとあわせて許可します。
使い分けのこつ
- 短い返信(チャットやメールの一言)は、話してそのまま入れるのがいちばん速く済みます。
- 長い文章は、話して入れたあと、キーボードで段落を整えます。
- 社内用の言葉は辞書に足しておくと、直す手間が減ります(→音声入力で、社名や製品名を正しい表記で入れる方法(Mac))。
使える Mac
Apple Silicon(M1 以降)の Mac・macOS 14 以降で動きます。文字起こしも整形も Mac の中で処理し、音声も文字も外部に送りません。MIT ライセンスで、GitHub に現状のまま公開しています。
