Google Workspace の導入と管理

Google Workspace のドメインの所有権の確認ができないとき(TXT レコードが反映されない原因と確かめ方)

執筆:UTNOA | 情報確認日:2026-10-18

Google Workspace の申し込みで、ドメインの所有権の確認(TXT レコード)が通らないときの確かめ方を説明します。Google の Dig ツールで外から見えているかを調べ、入れた場所(ネームサーバー)、ホスト名の欄、値のコピー、反映の待ち時間の順に原因を切り分けます。

Google Workspace のドメインの所有権の確認ができないとき(TXT レコードが反映されない原因と確かめ方)

Google Workspace を申し込むと、最初にドメインの所有権の確認があります。管理コンソールに出る確認用の値(google-site-verification= から始まる文字列)を、ドメインの DNS に TXT レコードとして追加し、「確認」を押す手続きです。この記事では、確認が通らないときに、どこを、どの順番で確かめればよいかを説明します。

所有権の確認が通らない原因の調べものは、1回に約4時間かかる計算です。この記事の順番で確かめれば、約3時間30分短くなります(前提と計算は「どれだけ時間が減るか(試算)」にまとめています)。

確認用の値の出し方と入れ方

確認用の値は、管理コンソールの「アカウント」→「ドメイン」→「ドメインの管理」で「ドメインの所有権を証明」を開くと表示されます。値は「google-site-verification=」の部分も含めて全体をコピーし、DNS の設定で新しい TXT レコードとして追加します。ホスト名(名前)の欄は、空欄のままにするか「@」を入れます(ドメインの所有権を TXT レコードで確認する)。

確認レコードを追加してから Google が確認するまでは、通常すぐに完了し、最長1時間ほどかかる場合があります(Google Workspace のドメインの所有権を証明する)。DNS の変更そのものは、レコードの TTL によって最長72時間ほどかかることがあります。

通らないときに確かめる順番

所有権の確認が通らないときの順番
  1. 30分〜1時間待つ追加した直後は、まだ反映されていないことがある
  2. Dig で見るGoogle の Dig ツールで「txt: ドメイン」を調べ、確認用の値が外から見えるか確かめる
  3. 入れた場所を確かめる見えなければ「ns: ドメイン」でネームサーバーを調べ、そのサービスで入れ直す
  4. ホスト名の欄を確かめる空欄・「@」・ドメイン名のどれが正しいかは、サービスによって違う
  5. 値を確かめる先頭から最後まで、空白や欠けがないか。引用符の決まりにも合わせる

Dig ツール(https://toolbox.googleapps.com/apps/dig/)では、「txt: example.co.jp」のようにドメイン名の前に「txt:」を付けると、TXT レコードだけを調べられます。表示された値が管理コンソールの値と一致していれば、入れ方は合っています(TXT レコードのトラブルシューティング)。

Dig の結果と、次にすること
Dig の結果考えられる原因次にすること
確認用の値が出て、一致している反映を待っている時間をおいて「確認」を押し直す
古い値や別の値が出ているTTL の時間内で、古い値が残っているTTL の時間がたつのを待つ
確認用の値が出ない入れた場所・ホスト名の欄・値のどれかが違う下の3つを順に確かめる

よくある3つの原因

  1. 入れた場所が違う。ドメインを購入したサービスと、DNS を管理しているサービス(ネームサーバー)が別のことがあります。ホームページやメールをレンタルサーバーで運用している場合、DNS はレンタルサーバー側で管理されていることがあります。Dig で「ns: ドメイン」を調べ、表示されたネームサーバーのサービスで TXT レコードを追加します。
  2. ホスト名の欄が合っていない。Google のヘルプでは、TXT レコードが正しいのに見つからないときは、ホスト名の欄にドメイン名を入れ直すことを案内しています。サービスによっては、ドメイン名を入れると「example.co.jp.example.co.jp」のように二重になるため、Dig で正しく見える形を確かめます。
  3. 値が正しくコピーされていない。「google-site-verification=」が抜けている、前後に空白が入っている、最後の文字が欠けている、といった場合は通りません。
注意

所有権の確認が終わる前に TXT レコードを削除すると、確認は失敗します。ヘルプでは、確認が完了したあとは削除してもよいと案内されています。残す場合は、何のためのレコードかを社内の記録に書いておきます。

TXT 以外の方法

確認には、CNAME レコードを使う方法もあります(ドメイン所有権の確認が失敗する)。ドメインを購入したサービスによっては、Google の画面からそのサービスにログインして、確認用のレコードを自動で追加する方法も選べます。

申し込みのときに「このドメインはすでに使用されています」と表示される場合は、所有権の確認とは別の原因です(Essentials Starter があって Google Workspace を申し込めないとき)。

確認のあとに同じ場所で設定するもの

所有権の確認で使った DNS の設定は、このあとも使います。メールの届け先を Google に切り替える MX レコード、なりすまし対策の SPF・DKIM・DMARC も、同じ DNS に追加します。メールの移行の手順は、レンタルサーバーのメールを Google Workspace の Gmail に移す手順で説明しています。

どれだけ時間が減るか(試算)

試算の前提: Google Workspace の申し込みで、所有権の確認が通らなかった場合。原因が分からないまま入れ直しと待ち時間をくり返し、サポートに問い合わせて進めると4時間、Dig で外から見えるかを確かめてから原因を切り分けると30分としています。

所有権の確認を通すまでの時間(1回)
作業(回数)いまこの記事の順番で1回で減る時間
確認が通らない原因を調べて直す(1回)4時間30分約3時間30分

1回あたり、約3時間30分の作業が減ります。

申し込みが止まる日数が短くなるので、メールの切り替えの日や、社員への案内の予定もずらさずに済みます。

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